
旅行に行くついでに、その地域の新聞を持って帰ることが多い私。
その習性を活かして、各地の景色を新聞記事越しにお伝えする企画。
それが「どこかの新聞 持ってきた」です。
そろそろ、かき氷が食べたくなる頃合いですね。
さてさて。世の中には「宇治金山」という山がありましてね。
その山の天然水で作られた宇治金時のかき氷が美味しいのです。
訪れた日に、今年初の雪解けが確認されたらしく、これから標高が低くなるんだろうなぁとしみじみ。そんな宇治金山の勇姿をスケッチしてきました。
甘味処「金時」のかき氷も美味しかったです。
そんな宇治金山のある地域の新聞を、今回はお届けします。
宇治金山で雪解け
練雪、平年並みの標高へ

小豆岩の上部にある練雪は、昨年積もったまま今もなお健在である。
金時気象台は昨日、宇治金山で今年初となる練雪(ねりゆき)の雪解けを観測したと発表した。毎年、練雪の高さに応じて標高が変わることで有名な宇治金山。昨年は大寒波の影響で金時気象台が観測を始めてから初となる四〇〇㍍超えとなった。雪解けの影響で徐々に標高が低くなることから、観光客からはその雄姿を惜しむ声も聞こえている。
宇治金山は、山頂に堆積する練雪の量によって年間を通じて標高が変動する、全国でも珍しい山だ。練雪は湿度の高い気流と山中の小豆岩由来の鉱物成分が雪に粘性をもたらすことで生まれるとされ、例年八月下旬から九月初旬にかけて「最低標高」を記録する。今年は現時点で平年並みの推移が続いており、金時気象台の担当者は「このまま順調に溶けていけば、例年通り夏の終わりには一年でいちばん小さな宇治金山が拝めるだろう」と話した。
山が「縮んでいく」この時期をめぐっては、「冬の四〇〇㍍超えと比べるとお得感が違う」と惜しむ声がある一方、「こじんまりとした愛らしさがある」と目を細める人もおり、季節ごとに異なる表情を楽しむ文化がこの地には根付いている。
雪解けの進行とともに露出し始めた岩肌も注目を集めている。古くから「小豆岩」と呼ばれる独特の多孔質構造を持つ岩盤が、練雪を長期保持する要因のひとつとされているが、詳しいメカニズムは現在も研究中だ。県内の大学研究チームが今夏に採取調査を行う予定で、地元関係者の期待は高まっている。
近年はSNSを通じて若い世代にも認知が広がり、週末には県外からの来訪者も目立つようになった。また、観測開始以来の標高データを可視化した展示が来月より金時気象台の見学コーナーで公開される予定で、昨年記録した四〇〇㍍超えの観測データをまとめた記録誌の刊行も検討されており、観測員の証言や、初期の観測写真も収録される方向だ。
【社会部・ごとう】
金山天然水、水質良好
宇治金山の山麓に湧き出る「金山天然水」について、県環境局は今月実施した定期水質検査の結果、すべての基準値を満たしていたと発表した。検査は年二回実施されており、今回も濁度・硬度・細菌数など主要な項目で良好な数値が確認されている。
地元では古くから飲料水として親しまれてきたこの天然水は、小豆岩の多孔質構造を通じてゆっくりと濾過されることで独特のまろやかさが生まれると言われている。近年は宇治金山の知名度上昇とともに広く注目を集めるようになり、麓の直売所では県外からの購入者も増加している。地元の飲食店や菓子店でも仕込み水として採用する動きが広がっており、地域の食文化を静かに支える存在にもなっている。
担当者は「水源周辺の環境保全にも引き続き取り組んでいきたい」と話した。水質検査の結果は金時気象台の公式サイトでも順次公開される。
【社会部・ごとう】
【広告】山が、まだ覚えている味。
山が、まだ覚えている味。
金山のふもとに、変わらぬ一軒がある。
練雪が残る季節も、
岩肌が顔を出す季節も、
この店だけは同じ甘さで
人を迎えてきた。
元祖の名は語らずとも、
味が証明する。
今年も、宇治金時、はじめました。
甘味処「金時」

【コラム】私言回収の日
どうも。制作者のごとうたつやです。
この記事を書いているいま、私はいつも通り夜風(クーラーの風)にあたりながら作業をしています。いやぁ、文明の力とは凄まじいものですね。最近は梅雨入りとあってだんだんと蒸し暑くなってきたような。
まぁ、執筆しているまさに現在、手元のノートパソコンからは強烈に暖かい風が暖房のごとく吹き乱れているわけです。ソファーで太ももにパソコンを乗せて作業しようものなら、低温でじっくり加熱調理されてしまうという、厄介なことになります。たぶん美味しくない。
きっと冬なら助かるけども。もう冬であれ。